ゴールデングローブ賞 2009 雑感

ちょっとうっかりしていて、今日が授賞式だということは失念していた。家族から「『タイタニック』の女のヒト（一般人にはまだそう言われてる）が主演女優賞と助演女優賞、両方とったらしいわよ」との情報をもらって、あわててネットをさまよう。本当に便利になったもので、結果ばかりか記事から写真から画像からうじゃうじゃ出てくる。一昔前は、翌日の新聞に日本人関係のことだけちょ〜っぴり載るばかりだったなんて嘘みたいだ。

何はともあれ、ダブル受賞のケイト・ウィンスレットに拍手！しかも片方は夫の監督作だ。再共演したディカプリオ共々、よくぞあの荒波を乗り越えて（いや、凍るような海から生還？）、成熟したものだと思う。そもそもが演技派なはずの二人なのに、『タイタニック』の影響はあまりにもワールドワイドに大きかったので、もう当分の間正当な評価がなされないのではないかと心配していたのだ。しかしあれから12年、いまや貫録すら漂わせる二人である。しかしレオは受賞できないね。ハンサムな俳優ってのは、本当に受賞が難しいものです。『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』は地味だが演技で魅せる作品らしい、楽しみです。

同じく今回賞を逃したブラッド・ピット。『ベンジャミン・バトン/数奇な人生』（しかし、何だってタイトルがこんなに長いの？覚えられないよ！）は大変観たいと思っている。フッツジェラルド大ブーム中、というのが不思議だが。でも本当はもう一つの『バーン・アフター・リーディング』がめちゃくちゃ楽しみなのだ。コーエン兄弟まさかのブラックコメディ復帰作、しかもなにげに今回も作品賞にノミネートされていたのねえ。それにしても！今日かけてきたそのサングラスについて、アンジーは何も言わなかったのか！？アンジーも受賞を逃していますが、彼女はオスカー持っているものねえ。本日はシンプルなドレスですが、実は凄いスリットが入っている模様。さすがです。

レオとブラッド（二人でタランティーノの新作、という噂があったのだが。ブラッドのみ決定らしい）を押さえての堂々のドラマ部門主演男優賞受賞は、下馬評も高かったミッキー・ローク。最近の彼は実にいい仕事をしているし、本当によかった…と思っていたのだが。あのう。その服は…何？？？ミュージカル・コメディ部門の主演男優賞、コリン・ファレルもおめでとう。

泣いてしまったのが、助演男優賞のヒース・レジャー。今さら何を言っても詮ないことだが、ほんとうに口惜しい。

さて、最近は以前のように突拍子もないドレスで登場する女優さんが激減して少々さびしい。が、ジェニファー・ロペスが、なんというかこう。いや〜それはほとんど下品ではないですか。あと、レニー・ゼルウィガーのドレスが謎だ。ブラジャーが透けているようにしか見えないのだけど、写真1枚だからなあ、よくわからないだけかもしれないし。キャメロン・ディアスのピンクはなんだか微妙な気もするけれど、かわいい。もう一人同じようなピンクのドレスの人がいた。ピンクといえば、ローレンス・フィッシュバーンのネクタイが大変なインパクトであります。ドリュー・バリモアのふわふわドレスがすっごくかわいかったですね。サルマ・ハエック姐さんは、ドレスよりも胸に目が釘付け。ターコイズっぽいアクセサリーや小物が目につきました。全体的に春らしい感じ。

テレビ部門を見てびっくりなのが、アンナ・パキンが大人になっている！そりゃそうか。大好きな『HOUSE』が受賞を逃してちょっと残念だけど、受賞者の顔ぶれを見るとガブリエル・バーン、アレック・ボールドウィン、ポール・ジアマッティ、トム・ウィルキンソンと、イイ顔ばっかり。素敵です。

月末に授賞式の様子も放送されるらしいので、ファッションチェックとプレゼンター、スピーチについてはそちらを待つ。あ、グレン・クロースとクリント・イーストウッドのツーショットを見たけど、あれはすごい、迫力、こわい。

おめでたい席につき、失礼の段、平にご容赦を。

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