『ロスト・シンボル』 [本]
読んだぞ!!新刊!!
特別ダン・ブラウンのファンではない。でも世界が待っていた新刊である、読まずにいられましょうか。はい、確かに翻訳された著作はみんな読んだし、また車椅子の人が出てくるのかなとか、どうしてもラングドンはトム・ハンクスじゃない気がするよねとか、今日も友人としゃべっていましたよ。…あれ?結局は好きだってことか?
そして読み始めてみれば、相も変わらぬ、いや一層磨きがかかったページターナーぶり。まさにジェットコースターだ。うわ〜〜っと走って走って、いやちょっと待てよわからない、むむむ違うこれも違う、…あれ?ああ!なんと!そうだったのか!!わ〜来た来た逃げろ走れ〜〜っ、時間が無い!という小説です。
その緩急の上手さが頁をめくる手を止めさせず、また「ああ!そうだったのか!!」のところがすごく魅力的。物事の見方を全く根元からひっくり返すような力技が含まれるからだ。私は宗教を持たないし、科学には全くもって無知、パズルにも鈍くて歴史も詳しくない。それでもこれだけ楽しめるのだから、知識を持つ人は面白いのだろうなあ(あるいはつっこみどころがあるのかも、それは私にはわからない)。
限定版が入手できるなら、そちらをお奨めします。必ず図版が欲しくなるから。
それと、翻訳ミステリー大賞シンジケートに、翻訳者の越前敏弥さんが“ロスト・シンボルへの道”を短期集中連載していらっしゃいます。必読!このブログすべてが必読でありますぞ!
2010-03-11 22:12
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