SSブログ

『うさぎドロップ』3 宇仁田ゆみ [漫画]

今一番共感して読んでいる、子どもとの暮らしを見事に描いた漫画。3巻目、出ました!

==りんは小学校に入学。ダイキチは相変わらず右往左往しながらも、二人の暮らしは落ち着いてきた。家族を持つことの嬉しさと重たさ、子どもを育てながら働いていくことの不自由さや割り切れなさ、そして自分だってまだ発展途上なのにと思いつつも、“大人”として子どもに接していることへのこだわり…。りんの実母へのダイキチの怒りと気遣い、学校でのりんの様子など、見どころ満載。生活に流されて忘れてしまいそうな、気持ちのひっかかりを拾い上げて描いてくれる、著者の目線に脱帽==

“雲をつかむような感覚で 大人のフリをし続ける”という一文が、今の自分のことを言い当てられたようで涙が出てしまう。いや、泣くようなことでもないし、特にドラマティックなシーンというわけでもないのですが。たまたま親だってだけであふれるばかりに愛してもらえていて、でも本当はうろうろ迷ってばかりの自分なのに(不惑…って絶対四十なんかじゃ到達できないよなあと思うんだけど)、大人として親としてやらねばならないことがどんどん出てきて、あまったれてんだなあ自分、と青臭く反省したりの進歩ない毎日。それをわかってる見てるよ、大丈夫、と肩を包んでもらえたような気がしたのだ。

りんの保育園からの友達、コウキが今回大活躍!小学男子はほんと面白い生き物であります。「ウンコします」って、そりゃあ連発したいよね。ははは。あと、りんの担任の先生は若いのに落ち着いた素敵な殿方のようなのですが、「か」の書き方の授業でめずらしくうろたえているのがおかしい。

りんの入学は、私の娘の入学と見事に同じ時期であった。自分が6才の頃は平気でうろうろ遊び回っていたはずなのに、ただ子どもがひとりで学校へ行くというだけで無闇に不安になる。平常心で見送れる朝はくるんだろうか、というダイキチ。そんなことやあんなことに気付ける彼は、素晴らしい男だ!全国の母親にモテまくりと思われるのだが、ダイキチはちっとも嬉しくないであろうなあ。

うさぎドロップ 3 (3) (Feelコミックス)

うさぎドロップ 3 (3) (Feelコミックス)

  • 作者: 宇仁田 ゆみ
  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • 発売日: 2007/10/06
  • メディア: コミック


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:コミック

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。