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ベンジャミン・バトン〜数奇な人生 [映画]

アカデミー賞授賞式を控えて、候補作を事前に観ることができるなんて、嬉しい限り。デヴィッド・フィンチャーとブラッド・ピットがまた映画を作り、ケイト・ブランシェットまで出ているなら観ないわけにはいかない。

==80才の身体で生まれたベンジャミンは、成長と共に外見が若返っていく。しかし精神は年齢相応に成長し、老いていくのだ。奇妙で特別な男の一代記==

やっぱりデヴィッド・フィンチャーは悪趣味だ。

ケイト・ブランシェットの娘時代のきらっきらのつやっつやから、次第に年を重ねてしわやしみが増えていく、身のこなしも重くなる、それをこれでもかとばかりに見せつけてくれるのだ。対するブラッド・ピットは、あまりのフリークスぶりに目が離せなくなる少年時代(でも見た目は老人なのに、物事に対する反応がちゃんと幼児だったり少年だったりしている)から、どんどん「あら彼の面影があるわ」という若返り、そしてしまいにはいつかどこかで見た覚えのあるきらっきらのつやっつやのブラピさんになっていく。白Tシャツで微笑まれた日には、本当にくらっとしてしまった。

この映画は風変わりな大河ドラマであり、残酷なラブストーリーでもあるわけだが、映像のマジックの方により引き付けられてしまうという奇妙な結果になってしまった。でも、見て損はないかと思う。上映時間の長さに少し躊躇していたのだが、楽しんで最後まで見せていただきました。

それにしても、ジェイソン・フレミングが出てるなんて誰も教えてくれなかったじゃないですか。相変わらずよい顔つき。うっとり。人妻ティルダ・スウィントンや、育ての母タラジ・P・ヘンソンもよかった。お母さんってのは、ああいうふうに毅然としていなけりゃね。

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